一瞬の不注意、疲労、過信等により、ロープ末端の結び目、カラビナのロック、タイインポイントにロープを結ぶのを忘れる等、ふとした瞬間に見落としが生じ、実際に事故が起こるまで気づかないことがあります。このような事態を避けるため、登り始める前にクライマーとビレイヤーがお互いを確認する、シンプルな「パートナーチェック」を習慣づけることが大事です。
警告
- 以下の補足情報を読む前に取扱説明書をよく読んでください
- ここで紹介する技術を使用する前に、取扱説明書の内容を十分に理解する必要があります
- これらの技術を身に付けるためには、トレーニングが必要です
- これらの技術を自身で実践する前に、使用方法を熟知していて責任能力のある人に相談してください
登り始める前に、クライマーとビレイヤーは安全のために 4つのポイント を確認する必要があります:
ビレイシステム:
- ・ロープが正しい向きでセットされているか (ビレイデバイスが機能することの確認)
- ・ハーネスの正しい位置にカラビナが連結されているか
- ・カラビナがロックされているか
ハーネス:
- ・ハーネスのウエストベルトが腰の位置よりも上にあるか
- ・ハーネスがしっかりとフィットしているか
タイインポイント:
- ・ロープがハーネスの正しい位置に取り付けられているか
- ・結び目が正しく結ばれているか
- ・結び目が最後まで結ばれており、弛みがないか
ロープ:
- ・ロープの末端にストッパーノットが結ばれているか
用具を使用する前に取扱説明書をよく読み、内容を十分に理解してください。