ペツル セミスタティックロープ点検のお願い

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2020年7月21日

未使用のペツル セミスタティックロープを開梱する際、お客様により以下に説明する2つの製造不良が見つかりました。現在までに、類似する製造不良の報告はなく、事故や負傷の報告は寄せられておりませんが、以下の内容をご一読いただき、必要な場合、大変お手数ですがロープの点検を行ってくださいますようお願いいたします。

ペツル セミスタティックロープ点検のお願い:

・AXIS 11 mm
・ASAP’AXIS 11 mm
・PARALLEL 10.5 mm
・VECTOR 12.5 mm
・RAY 12 mm
・SEGMENT 8 mm
・CLUB 10 mm(200mのみ)
・PUSH 9 mm(200mのみ)
・TOP 9.8 mm
・LEAD 9.8 mm
・以上のロープを含むキット

該当する個別番号:18 C 0000000 000 〜 20 H 0000000 000

未使用のペツル AXIS 11 mm を開梱する際、お客様により以下2つの製造不良が見つかりました:

1. 2019 年 6 月製の AXIS 11 mm に深い切断跡が認められた
corde-entaille

 

 

 

 

 

 

 

2. 2019 年 9 月製の AXIS 11 mm の片側の末端に、長さ 2.1 m のロープがテープで連結されていた
corde-scotch

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在までに、類似する製造不良の報告はなく、事故や負傷の報告は寄せられておりません

ペツルは本件に関する詳細な調査とリスク分析を行い、以下の結論に至りました:

・これら2つの製造不良は同じロープ切断機で発生した
・これら2つの製造不良の根本原因が共通している
・これら2つの製造不良が生じる可能性は限りなくゼロに近い(複数の独立した要因が複雑な工程の中で一致した時にのみ生じ得る)
・2018 年 3 月 より前にこのようなリスクは存在しなかった
・この特定の機械でカットされたロープのみ、これらの欠陥のリスクがある

ペツルは製造ラインからこのリスクを排除する是正措置を直ちに実施しました。現在弊社在庫については点検中です。なお、現時点で新たな欠陥品は見つかっておりません。

安全を期するため、大変ご迷惑をおかけいたしますが、個別番号が 18 C 0000000 000 〜 20 H 0000000 000 に該当する以下のロープをお持ちの場合、直ちに点検を行ってください:

・AXIS 11 mm
・ASAP’AXIS 11 mm
・PARALLEL 10.5 mm
・VECTOR 12.5 mm
・RAY 12 mm
・SEGMENT 8 mm
・CLUB 10 mm(200mのみ)
・PUSH 9 mm(200mのみ)
・TOP 9.8 mm
・LEAD 9.8 mm
・以上のロープを含むキット

点検は「点検の実施手順」に従って、素手(グローブは装着しないでください)でロープ全長にわたり行ってください。

欠陥が認められた場合は直ちにそのロープを隔離し、株式会社アルテリア(TEL04-2969-1718Emailprofessional@alteria.co.jpまでご連絡ください。

この度お願いする点検手順の一部は、少なくとも 12 ヶ月に一度実施する必要のある定期的な詳細点検の項目に該当します。しかしながら、ご不明な点がある場合は、株式会社アルテリア(TEL04-2969-1718Emailprofessional@alteria.co.jpまでご連絡ください。

この度の点検のお願いが皆様に多大なご迷惑をおかけすることについて、心よりお詫び申し上げます。ユーザーの皆様の安全を最優先とし、できる限りのサポートをさせていただきます。

この度は事情をご斟酌いただき、何卒ご協力ください。また、本件に該当する製造不良が見つかりました際は直ちにご報告くださいますようお願い申し上げます。

 

点検の実施手順

セミスタティックロープの点検につきましては、以下の点検手順に沿って行ってください:

1. お手持ちのセミスタティックロープは、この度の対象リストに記載されているペツルロープですか?
– いいえ → お手持ちのロープはこの度の点検対象ではありません
– はい → に進んでください
– わかりません → 念のため、に進んでください

2. ロープの個別番号を確認してください:
ロープの個別番号は、ロープの両端にあるラベル、ロープの取扱説明書およびご自身の個人保護用具管理記録簿でご確認ください。
個別番号の例:18 C 01254697 807
– 手持ちのロープの個別番号は:YY M xxxxxxx xxx → に進んでください
– ロープの個別番号がわかりません → に進んでください

3. お手持ちのセミスタティックロープの個別番号は 18 C 0000000 000 ~ 20 H 0000000 000 に該当しますか?
– はい、個別番号の最初の3文字が次のいずれかです:18C, 18D, 18E, 18F, 18G, 18H, 18I, 18J, 18K, 18L, 19A, 19B, 19C, 19D, 19E, 19F, 19G, 19H, 19I, 19J, 19K, 19L, 20A, 20B, 20C, 20D, 20E, 20F, 20G
→ この度の点検対象のロープです → に進んでください
– いいえ(例:18 B 9999999 999)→ お手持ちのロープはこの度の点検対象ではありません

4. お手持ちのロープは新品もしくは未使用ですか?
– いいえ(既に使用しました)→ に進んでください
– はい → に進んでください

5. 既に以下のいずれかの方法で、ロープを使用したり、点検したりしましたか?
– ロープ全長にわたり、ロープを素手に通して確認した
– ロープ全長にわたり、ロープを素手で巻いた
– 既にロープの詳細な定期点検を行った
いいえ、もしくはわからない → に進んでください
はい → この点検手順に従って、ロープを再度点検する必要はありません。点検結果登録申請フォーム <記入方法(日本語)> での報告をお願いいたします。

6. 新品のロープの箱に緑色のステッカーはありますか?
– いいえ → まだ点検されていません → に進んでください
– はい → お手持ちのロープは既に担当者によって点検されており、この点検手順に従って、再度点検する必要はありません

7. ロープ全長にわたり、素手に通して点検してください:

dessin-verif-corde

この度の点検に該当する製造不良は、以下の(1)および(2)のみです。この度の点検に該当する製造不良を見つけた場合は、該当するロープの個別番号を記録し、すぐにロープを隔離した上で、株式会社アルテリア(TEL:04-2969-1718、Email:professional@alteria.co.jp)までご連絡ください。

corde-entaille defaut-scotch
(1)この度の点検に該当する製造不良 (2)この度の点検に該当する製造不良

留意点:この度の点検中に、廃棄の基準(PPE点検フォーム参照)に達した摩耗や異常が認められた場合、ロープを廃棄してください。

usure1 usure2

ロープの使用に伴う摩耗の2つの例 => 製品を廃棄してください

8. ロープの点検を終了されましたら、点検結果登録申請フォーム <記入方法(日本語)> での報告をお願いいたします。

9. ロープ点検の実施に際してご不明な点がございましたら、株式会社アルテリア(TEL:04-2969-1718、Email:professional@alteria.co.jp)までご連絡ください。

 

よくあるお問い合わせ

1 – いつ、どのようにこの度の製造不良が見つかったのですか?

未使用のペツル AXIS 11 mm を開梱する際、お客様により以下2つの製造不良が見つかりました:

  • 2019 年 6 月製の AXIS 11 mm に深い切断跡が認められた
  • 2019 年 9 月製の AXIS 11 mm の片側の末端に、長さ 2.1 m のロープがテープで連結されていた

2 – この度の製造不良に起因する事故は発生したのですか?

現在までに、類似する製造不良の報告はなく、事故や負傷の報告は寄せられていません。

3 – どのようにして製造不良が起こったのですか?

ペツルは本件に関する詳細な調査とリスク分析を行い、以下の結論に至りました:

  • 2つの製造不良は同じロープ切断機で発生した
  • 2018 年 3 月より運用を開始したこの機械のみが、この度の製造不良の生じるリスクを有する
  • 2つの製造不良の根本原因は共通している(人的 / 機械的要因)
  • 2つの製造不良が生じる可能性は限りなくゼロに近い(9つの独立した要因が複雑な工程の中で一致した時にのみ生じ得る)

4 – なぜ 2018 3 月より前に製造されたロープは該当しないのですか?

2018 年 3 月、ロープの長さ計測および切断の工程で使用する新しい機械を購入し、使用を開始しました。調査の結果、この度の9つの独立した人的 / 機械的要因からなる複雑な工程の中で生じた製造不良のリスクがこの機械にあることが判明しました。

5 – この度の製造不良が発生する確率はどの程度ですか?

2つの製造不良が生じる可能性は限りなくゼロに近いです(9つの独立した人的 / 機械的要因が複雑な工程の中で一致した時にのみ生じ得る)。原因となった機械においても、この度の製造不良が発生するリスクは非常に低いですが、潜在的な人体への危険が重大であるため、この度の製造不良に該当する可能性のあるロープを確実に点検することが必要と判断しました。

製造ラインからこのリスクを排除する是正措置は直ちに実施され、ペツルの在庫については現在点検が行われています。現在までに、類似する製造不良の報告はありません。

6 – これら2つの製造不良はなぜもっと早くに発見されなかったのですか?

2つの製造不良は、9つの独立した人的 / 機械的要因が複雑な工程の中で一致した時にのみ生じ得るため、発生リスクが限りなくゼロに近いからです。

7 – 該当するロープは必ず点検をしなければならないのですか?

はい、「点検の実施手順」で点検が不要とされている場合を除き、必ず点検してください。

8 – 手持ちのロープについて、使用開始の際や定期点検の際に既に点検している場合、改めて行う必要はありますか?

使用開始の際や定期的な詳細点検の際に点検を既に実施しているのであれば、その際にこの度の製造不良は見つかっているはずです。この度の「点検の実施手順」に従って、ロープを再度点検する必要はありません。但し、トレーサビリティを確実にするために、点検結果登録申請フォーム <記入方法(日本語)> での報告をお願いいたします。

9 – PPE 点検のトレーニングを受けていなくても、この度の点検は行うことができるのですか?

ロープの使用経験があり、心身が健常な成人であれば、この度の点検を行っていただくことはできます。「点検の実施手順」 記載の手順に従って点検を行ってください。

10 – 手持ちのロープについて、点検をどのように行ったらよいか分かりません

「点検の実施手順」を参照ください。ご不明な点がございましたら、株式会社アルテリア(TEL04-2969-1718Emailprofessional@alteria.co.jpまでご連絡ください。

11 – 手持ちのロープについて、どのように点検をしたらよいですか?

この度の製造不良は、ロープ全長にわたり、素手(グローブは装着しないでください)にロープを通すことで簡単に見つけることができます。「点検の実施手順」を参照ください。

12 – 手持ちのセミスタティックロープは、この度の点検のお願いに該当しますか?

以下のリストにあるロープで、2018 年 3 月以降に製造(個別番号が 18 C 0000000 000 ~ 20 H 0000000 000)されたセミスタティックロープが該当します。

該当するロープ:

  • AXIS 11 mm
  • ASAP’AXIS 11 mm
  • PARALLEL 10.5 mm
  • VECTOR 12.5 mm
  • RAY 12 mm
  • SEGMENT 8 mm
  • CLUB 10 mm(200mのみ)
  • PUSH 9 mm(200mのみ)
  • TOP 9.8 mm
  • LEAD 9.8 mm(ダイナミックロープ)
  • 以上のロープを含むキット

注意:2018 年 3 月 より前に製造されたロープはこの度の点検のお願いに該当しません。

13 – 手持ちのダイナミックロープは、この度の点検のお願いに該当しますか?

いいえ、ダイナミックロープは、この問題が生じるリスクのない別の機械で所定の長さに切断されているため、この度の点検のお願いに該当しません。
LEAD 9.8 mm のみがこの度の点検のお願いに該当するダイナミックロープです。LEAD 9.8 mm は、全てこの問題が生じるリスクのある機械で所定の長さにカットされています。
LEAD 9.8 mm はクライミングジムを運営される方のみを対象としたロープです。

14 – 手持ちのロープがキットに含まれている場合、キット全体についてこの度の点検を実施する必要がありますか?

いいえ、キット全体を点検する必要はありません。但し、この機会にキット全体を点検して頂いても良いと思います。全ての PPE(ロープ等の個人保護用具)は、少なくとも 12 ヶ月に一度は定期的な詳細点検を行う必要があります。

15 – JAG SYSTEM のロープはこの度の点検の対象ですか?

いいえ、JAG SYSTEM は、この問題が生じるリスクのない別の機械で所定の長さに切断されているため、この度の点検の対象ではありません。但し、JAG RESCUE KIT に含まれるロープ AXIS は、この度の点検の対象です。

16 – ロープの個別番号は、どこに記載されていますか?

全てのペツル製 PPE は製品名おおよび個別番号を持ちます。
製品名と個別番号は、ロープの両端にあるラベルに記載されています。

notice1 notice2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし個別番号が見つからない場合、安全のためにこの度の点検を行ってください。その他の情報については、取扱説明書(製品同梱もしくは Petzl.com からダウンロードが可能)を参照ください。

17 – 新しいセミスタティックロープを購入したいです。店頭にあるロープがこの度の製造不良に当たらないことを、どのように確認したらよいですか?

この度の製造不良が確認されて以後、ペツルはロープ切断機の是正措置および全在庫の点検を実施し、また全ての取引先(各国の輸入販売元等)に彼らの在庫の点検および顧客への点検のお願いを要請しました。
ペツルの取引先(各国の輸入販売元等)は高い専門性を持ち、確実に彼らの在庫の点検を実施します。但し、お客様が購入する前までに全ての在庫に対して点検が完了していることを保証することはできません。
したがって、新しいロープにつきましても「点検の実施手順」に従って点検を行っていただくことを強くお願いいたします。

18 – パッケージに緑色の丸いステッカーが貼られているのを見つけました。このステッカーは何を意味しているのですか?

2018 年 3 月から 2020 年 7 月の間に製造され、ペツルおよび取引先(各国の輸入販売元等)により点検が実施されたロープについては、パッケージに緑色の丸いステッカーが貼られています。
2020 年 8 月 1 日以降に製造されるロープについては(個別番号 > 20H xxxx)、製造工程の是正が確認された後であるため、パッケージに緑色の丸いステッカーは貼られません。

19 – この度の製造不良が見つかったら何をすれば良いのですか?

もしこの度の製造不良が見つかった場合、直ちにそのロープを隔離し、株式会社アルテリア(TEL04-2969-1718Emailprofessional@alteria.co.jpまでご連絡ください。

20 – もしペツルの輸入販売元が存在しない地域に居る場合、誰に連絡を取ればよいですか?

株式会社アルテリア(TEL04-2969-1718Emailprofessional@alteria.co.jpまでご連絡ください。

21 – ランヤード GRILLON のロープはこの度の点検のお願いに該当しますか?

いいえ、ランヤード GRILLON のロープは、この問題が生じるリスクのない別の機械で所定の長さに切断されているため、この度の点検の対象ではありません。

22 – この度の点検の対象となるキットは何が該当しますか?

点検のお願いに記載されたリストにあるセミスタティックロープです。

23 – PUSH および CLUB はこの度の点検の対象ですか?

PUSH 200m および CLUB 200m のみこの度の点検の対象です。200m より短い長さの PUSH  および CLUBは、この問題が生じるリスクのない別の機械で所定の長さに切断されているため、この度の点検の対象ではありません。