『リグ』を使用した救助者が付き添っての下降

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作業中に緊急事態が起こった場合、要救助者が1名の場合の迅速な救出方法として、別の作業者1名が要救助者を伴って下降する方法があります。

警告

  • • この技術情報を参照する前に、関連する製品の取扱説明書をよく読んでください。ここにある補足情報を理解するには、まず取扱説明書に掲載されている情報を読み、理解する必要があります
  • • ここで紹介する技術を身に付けるためには適切なトレーニングが必要です。ここで紹介する技術を実践する前に必ず、1人で安全に行う能力があることを上級者に確認してください
  • • ユーザーの活動に関連した技術例も紹介しています。ここに紹介されていない方法もあります

 
『リグ』は、200 kg までの重量であれば、2人での下降をコントロールすることができます。より制動がかかるようにするために、ロープをブレーキ用カラビナに通す必要があります。

救助者は要救助者の荷重を自分の下降器に移し、その後2人での下降をコントロールします。

要救助者の荷重を救助者に移す技術例


要救助者は自分の『リグ』に吊り下がっています。


救助者は荷重のかかっていない側のロープを下降します。


救助者は要救助者に自分のランヤードを接続し、要救助者のアサップを解除します (救助者のエネルギーアブソーバーは2人での使用に適したものでなくてはなりません)。


救助者は要救助者の胸部アタッチメントポイントを、自分の『リグ』に短いランヤードまたは1つのカラビナで接続します。

                                                                                                                      


救助者は要救助者の『リグ』を操作してロープを弛め、荷重を自分の『リグ』に移します。


救助者は要救助者の『リグ』を取り外します。