『アサップ』の落下を防止する方法

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警告

  • 以下の補足情報を読む前に取扱説明書をよく読んでください
  • ここで紹介する技術を使用する前に、取扱説明書の内容を十分に理解する必要があります
  • これらの技術を身に付けるためには、トレーニングが必要です
  • これらの技術を自身で実践する前に、使用方法を熟知していて責任能力のある人に相談してください

『アサップ』の落下を防止する方法

作業環境によっては、すべての器具について落下の防止措置をとる必要があります。

  • 『アサップ』 B71 AAA は落下防止の措置をとることはできません。
  • 『アサップ ロック』 は常にハーネスに連結された状態を保てるため、落とすリスクがありません。
  • 『アサップ』 B71 には、キーパーコードを取り付けるためのホールがあります。

作業環境によっては、器具の落下を防ぐため、全ての装備をコードなどを使って確保することが必要になります。『アサップ』の落下を防止するためには、キーパーコードで『オーケートライアクトロック』と連結します。警告: キーパーコードを取り付けることによって取扱いが難しくなり、それに伴う危険や誤使用の可能性が高くなります。

キーパーコードの取り付け

キーパーコードの片端を『アサップ』下部のコード取り付けホール(取扱説明書の「各部の名称」 7番)に結びます。結び目はできるだけ『アサップ』の近くに作り、結びのループの大きさをできるだけ小さくします。
もう一方の端にもループを作り、『オーケートライアクトロック』カラビナに連結します。ループはカラビナにしっかりと締め、ループが『アサップ』の「アタッチメントホール」から離れないようにします。
キーパーコードは短くしてください: 取り付けられた状態で、長さが11 cmを超えないようにしてください。扱いやすくするためにゴムひもを使用することもできますが、伸びていない状態で11 cmを超えないようにしてください。
『アサップ』をロープにセットした時、キーパーコードは「ジャミングローラー」の反対側を通るようにしなければなりません。『オーケートライアクトロック』を『アサップ』に取り付けた状態でキーパーコードが「ジャミングローラー」に届かないようにしてください。

 

警告: 危険なケース

– キーパーコードの長さが器具に結ばれた状態で11 cm以上である場合
– キーパーコードが『アサップ』の「ジャミングローラー」側を通る場合、キーパーコードが「ジャミングローラー」に絡まり、『アサップ』が正しく機能しない危険があります。


警告: 『オーケートライアクトロック』カラビナは必ず『アサップ』の2つの「アタッチメントホール」を通り、そしてロープがカラビナの内側を通るようにセットします。この通りにセットされていない場合、重度の傷害や死につながる危険があります。