ペツル社製プーリーは、7mm 以上の径のロープとの組み合わせで個人用保護具の認証を受けていますが、それより細いロープでも使用可能です。
警告
- • この技術情報を参照する前に、関連する製品の取扱説明書をよく読んでください。ここにある補足情報を理解するには、まず取扱説明書に掲載されている情報を読み、理解する必要があります
- • ここで紹介する技術を身に付けるためには適切なトレーニングが必要です。ここで紹介する技術を実践する前に必ず、1人で安全に行う能力があることを上級者に確認してください
- • ユーザーの活動に関連した技術例も紹介しています。ここに紹介されていない方法もあります
EN 12278 では、プーリーに使用可能なロープの最小径の設定を求めていません。しかしながら、ペツル社製プーリーでは、ロープのタイプ (アクセサリーコード、ダイナミックロープ、セミスタティックロープ、スタティックロープ等） にかかわらず、ロープの対応径を 7mm 以上と表示しています。
ダブルマリナーシステム、様々な引き上げシステム、『ピュア ライン』『ラド ライン』を用いた引き上げや救助等、アクセサリーコードをプーリーと組み合わせて使用することはよくあります。
プーリーの中には、プーリーの軸が傾いた状態で引かれた際に細いコードが挟まってしまうだけの隙間が、滑車とサイドプレートの間にあいているものがあります。そのため、このタイプの滑車に径の細いコードは使用できません。プーリーの中には、特定の状況を除き、径の細いコードと使用できるものもあります (下表を参照してください）。コードの径が細いほど、特に 5mm 径より細い場合には、コードが滑車から外れるリスクが大きくなります。取扱説明書や製造者からの情報に記載されているコードの使用方法と最大強度に従ってください。
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| 実用上 7mm 以下のコードで使用可能なプーリー
スピン L1 |
取扱説明書で指定された径のロープでのみ使用可能なプーリー (全ての製品を網羅するものではありません)
スピン L1D |