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1863年、ユリウス・エーデルマンとカール・リッダーにより、「エーデルマン・アンド・リッダー」がドイツ南部アルゴイ地方の街イズニーに設立されました。レース編みの製品に加え様々なコードを開発し、1880年には最初の絹製の釣り糸を開発しました。登山用のロープも長く製造していましたが、クライミングの世界においてその名を広く知られるようになったのは、クライミングの安全性を大幅に向上させた画期的な開発、1950年代の初めに行われたカーンマントルロープの開発によります。

エーデルリッドが開発した「カーンマントル」構造のロープは、その後のクライミングロープ製造におけるスタンダードとなりました。開発者により名づけられた「カーンマントル」(芯と外皮)という呼び名は、その後ドイツ語圏外でも広く使われるようになり、現在では一般的な用語として定着しています。

エーデルリッドはクライミングロープの製造を通して培ったノウハウを活かし、高所作業の安全性と作業性を向上させる様々なセミスタティックロープを製造しています。

エーデルリッドは、改善と変化を追及すると共に、テストされ、試され、実証されたものも大切にしていきたいと考えています。ドイツ国内生産へのこだわりもその1つです。毎年、膨大な量のエーデルリッドロープ1本1本がドイツ・イズニーの自社工場で生産され出荷されています。ドイツ国内の自社工場で生産することにより、品質の維持と管理を可能にし、ユーザーに安心を提供できると考えるからです。これを続けることは、ドイツだけでなく国外のユーザーに対する責務だと考えています。

 
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