新年やシーズンに入る前、クライミングトリップに向けて等、様々な場面で、課題の名前を紙片に書き留めることがあると思います。この一風変わっているようで実はよくある行動は、クライマーの間で「チェックリストを作る」行為として知られています。クライミング能力を向上させるために、チェックリストを作成し、活用することについて説明しようとした時、我々はペツルアスリート、マーゴ・ヘイズの貴重な洞察にたどり着きました。
チェックリストの目的
クライミングにおけるチェックリストは、一生のうちにやってみたいことのリストに似ていて、登りたいルート、ボルダーを集めたものです。
リスト作成はいつ始めても良い
年初めに目標のリストとともにチェックリストを作成します。新たなトリップを計画したり、新しいラインに登りたくなったりした時は、一年中このリストに加えていきます。
魔法の成分
私のチェックリストは決まってプロジェクトと目的地が中心になっています。家の近くにあるルートの「To Do リスト」は別にあって、常に管理しています。
現実 vs 理想
「現実的」になることで自分を抑える必要は無いと思います。私は安全に楽しむより、高みを目指して挑戦し、失敗する方を好みます。
やり残した課題からくるモチベーション
岩場は逃げないので、チェックリストをやり遂げられるかどうかは大きな問題ではありません。目標は次の年、シーズンもしくはトリップに持ち越すことができます。でも、一度何かをしようと心に決めたら、それをやり遂げるために全力を尽くします。
修正しても良い
チェックリストを修正してはいけない、というルールはありません。全ては自分の手中にあります。野心的であることと同時に柔軟であることが大事です。目標とチェックリストは天候、怪我やモチベーションによっても変わるので。
目標設定 = 成長
まい進するための具体的な目標があることでモチベーションが保てるし、進歩と成長を記録することにもなります。
忘れられないチェックリスト
チーム ABC と2011 年に行ったフエコタンクスでのトリップ中に作成したチェックリストは、最も思い出に残るものの1つです。友人や指導者から得た沢山の「オススメ」を集めました。目標を設定し、そのトリップでは想像していた以上に沢山の課題にチェックすることができ、忘れられない一週間になりました。
書き留める技術
紙とペンを好みます。自分の目標を自分の肉筆で書くことで、より具体的に感じられるし、責任感が生まれます。だいたい、それをどこかよく見える場所に貼っておきます。
正しい課題を選ぶ
ほとんどの場合、その課題についてのストーリーを読んだり、写真や動画を見たりして、刺激を受けます。
インスピレーションの源
手に入るあらゆる資料を使います。ガイドブック、Mountain Project、8a.nu 等。オンラインの情報も良いですが、ガイドブックを開く時のすばらしさに勝るものはありません。
リストを投げ捨てて単純に登るべき?
まず何よりもリストの修正に抵抗感を持たないことです。計画に対して柔軟であること。チェックリストに縛られてはいけません。あくまで利用できるツールの1つですから。