スキーでは誰がロープを持つべきか

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ロープを結ばずに移動する際、不測の事態に備えて、すぐにロープを取り出せるように準備しておく必要があります。レスキューキットの使用にいきつく前に、またバックパックが過剰なギアで重くなってしまう前に、予定のルートで遭遇し得るリスクを予め予測し、論理的にギアを分配しておく必要があります。

警告

  • 以下の補足情報を読む前に取扱説明書をよく読んでください
  • ここで紹介する技術を使用する前に、取扱説明書の内容を十分に理解する必要があります
  • これらの技術を身に付けるためには、トレーニングが必要です
  • これらの技術を自身で実践する前に、使用方法を熟知していて責任能力のある人に相談してください

注意: ここでは共同装備やレスキュー装備についてのみ扱っています。状況に応じて、それぞれのユーザーが個人装備を選択する必要があります。

1. 明確なリーダーと氷河上を滑降する場合

リーダーがルートファインディングのために先頭にいる場合、クレバスに落下する可能性が最も高くなるため、リーダーのみがロープを携行している状況は避ける必要があります。

氷河上に積雪がある場合、グループの全員がヒドゥンクレバスの危険に晒されます。そのため、レスキューに備えグループで最低2つのロープを持っている必要があり、またロープを持ったメンバー間の距離は十分にとる必要があります。

注意: この技術情報ではロープを結ばない選択をした事例のみを扱っています。氷河上におけるスキーでロープを結ぶかどうかは、現場における状況およびリスク評価に応じて判断する必要がありますが、これは本稿の主題ではありません。

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2. クーロワールや高さ 15 m を超える急な箇所が無いことが明確な場合

2人目のスキーヤーが切り抜けられないような急な箇所を、1人目のスキーヤーがロープを持ったまま通過してしまうと、2人目のスキーヤーを補助することができなくなってしまいます。

特定の場合 (ルートファインディング、状況が不確かな場合) を除いて、最も技術のあるスキーヤーが2番手で滑り、ロープを携行します。1人目のスキーヤーに問題が生じた際、2人目のスキーヤーが上から補助します。

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3. クーロワール、高さ 15 m を超える懸垂下降が予想される滑降、障害となりうるものが不明確な場合

荷物の重さと量を分散するため、それぞれが『ラドシステム』を携行します。このキットに含まれるギアを用いて、様々な状況で下降することができます。状況に応じて、下降用アンカーを作成するために、スリングやピトンを補完的に使用することがあります。

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